表面処理参考事例 - 防食

水管橋

AL溶射完了後
海岸付近の河口に架かる水管橋に、AL溶射後ウレタン塗装を施工。

キュービクル

亜鉛アルミ合金溶射完了後
受電設備のキュービクルも設置する気象条件が厳しいところでは、溶射をして焼付塗装をするということがポピュラーになっています。

車止め

亜鉛溶射後ウレタン塗装
公園や遊歩道によくある歩行者保護のための車止めも、防錆・美観保持の長期メンテナンスフリー化のため溶射+塗装が採用されています。

冷却水タンク

内面AL溶射後エポキシ塗装
AL溶射とエポキシ塗装の組合せは、タンクの寿命を大幅に延ばします。

防錆・防食溶射および塗装

鉄の錆を防ぐ方法として溶融亜鉛メッキがありますが、この亜鉛メッキは鉄が錆びる代わりに亜鉛の方が先に錆びることにより鉄素材を守る性質、犠牲防食機能があります。
当社では、亜鉛メッキをする代わりに、亜鉛溶射又は亜鉛アルミ合金溶射をしたり、ジンクリッチペイントという亜鉛を多量に含有した塗料を塗装したりして防錆・防食皮膜を作ります。
さらに、これらの亜鉛の皮膜の上に塗装をすれば長期間錆が出ずに母材の鉄鋼製品を守ることができます。上に塗装せずにこれらの亜鉛皮膜のみでも防食機能がありますが、より長期間もたせるため、また美観のため上に塗装する方が普通です。当社では、ジンクリッチペイントや亜鉛溶射の上に塗装するのは勿論ですが、溶融亜鉛メッキされた品物に対し、塗装する作業もしています。
但し、硫黄を含んだガスの存在する環境や、塩分が多い海岸地域等では亜鉛は消耗が早く、アルミニウム溶射が適しています。このような地域では、亜鉛の皮膜は使用できない訳ではないのですが他の地域と比べると寿命が短くなりますので、アルミニウム溶射をした後塗装するのがより良い選択になります。

 

こちらのページもご参照下さい。 →メッキと溶射  →亜鉛とアルミ

▲ページの先頭へ